今日のブログは最近読んだ本のお話し。
『たった1つの商品で利益を上げる 石川潤治・著』を読みました。
本格ボロネーゼ1種だけで店舗を経営する方が書いた本で、1種類の商品で利益を出していくやり方が紹介されています。
「自分がオープンするパン屋にあてはめてみたらどうなるだろうか」とイメージしながら読んでました。
パン屋と言えば、20~30種類のパンがたくさん並んでいるのをイメージされる方も多いと思います。
わたしもその一人です。
こういう本を読むと、「でもそれって本当に正解なんだろうか」って疑問を持つようになります。
たしかに、1種類だけのパン屋さんってなかなか見ませんよね。
でも世の中には『食パン専門店』や『メロンパン専門店』『フランスパン専門店』などがあるのも事実。
「パン屋はたくさん種類があるもの」という常識に囚われずに経営されているのは本当に凄いと思います。
種類を絞るということは、ターゲットを絞るということ。
今のわたしが仮に1種類のみのパン屋を開いたとして、ターゲットは誰なのか。
地域の子どもたちに健康で美味しいパンを食べてもらいたい思いを持っていますが、じゃあそのターゲットで1種類に絞れるかというとちょっと厳しいです。
子どもたちの好みはそれぞれあるので、絞るのはもちろん簡単ではないです。
わたしが追いかけるターゲットと、そのターゲットに届けたいパンというのがまだ完全に明確になっていないのではないか。
そう考えるきっかけになりました。
実際に1種類にするかはともかく、こういった極端な事例というのは考えるきっかけを生みだしてくれます。
『まるパン』が求めるパンは何か。
『まるパン』を愛してくれるお客様が求めるパンは何か。
答えがすぐに見つからないからこそ、考えるのが楽しいのですよね(^^)